ここ数日はイラストの仕事を並行してやっている。来週にいくつか締め切り。 6/9(水) 夕方から中野で行われた「ザ・コーヴ」試写+シンポジウムに行く。開演前にかなりの列ができている。過激な人もいるのかなと多少不安もあったが、そのような事は全くなく、列に並んでいると幅広い年代の人が関心を寄せていることがわかった。マスコミもそれなりに来ていて入場者にもカメラを向ける。TVカメラで撮られたり、フラッシュを焚かれる側を軽く経験する。 映画の内容やシンポジウムの模様は僕がどうこういうより、その映像がwebで見られるので下にlinkする。 実際に行ってみて感じたのは『創』編集長の篠田博之(写真右)のバランス感覚の良さだった。例えば、「上映中に声を上げている人がいたら、注意して下さい。隣の人が言えなそうだったら、その隣の人が注意して」とか、劇場の前列2つをマスコミにした経緯(何かあった時に盾になってもらう)など冗談も交えて、万が一に対する配慮だった。幅広く意見をもつ人が集まるであろう場所で、つまらない事で時間を使いたくない、問題はその先にあるという意志をスマートな言葉に代えて喋っていた。 映画を上映した後、休憩をはさんでシンポジウムが短い時間行われた。 それを経験して思うのは、おそらく映画だけを見ていたら、その影響で僕のイルカ、水族館、太地町に対しての考え方は一方的になってなっていたんじゃないか?という事。その後いくつかの意見を聞く事で、他の視点がうまれて少し冷静になった事。 でも、このシンポジウムの目的は、「ザ・コーヴ」の内容がどうかという事ではなく、上映を自粛してしまう今の日本社会の問題についてだ。さすがに時間的にそこまで話しは及ばなかったので、「映画「靖国」上映中止をめぐる大議論 」を購入して読んでみる。 翌日ニュースで少し取り上げられていたが、実際それを撮影したり、取材した人達を見ていたので、いつもとは違う視点があった。TVという時間制限のあるメディアの編集方法やネットでの可能性など。 この映画の問題点がどこかでなく、たかが10〜20人が騒ぐ事で映画館で上映できなくなってしまう、今の日本のあり方が気になる。誰が悪いといった事でなく、自分の中にもそれを許してしまう部分があるのだろうし、加藤の事件の時と同じようなリアリティを「ザ・コーヴ」に関する世の中の動きから感じている。 ・映画「ザ・コーヴ」~上映中止へ抗議のシンポジウムの映像x3 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/541 ・まどぎわ通信(跡地) 特報「ザ・コーヴ」上映中止問題 *経緯が整理して書いてあります。 http://d.hatena.ne.jp/madogiwa2/20100603 ・Share the film in Japan! http://www.takepart.com/node/135442. ・映画「ザ・コーヴ」オフィシャルサイトhttp://thecove-2010.com/ ・リチャード・オバリー 講演会http://elsaenc.net/event/event2010/