既に牛嶋神社でのイベントは終わってしまいましたが、11/5に行って感じた事を少し書きます。 最近三好さんが作っている映像は、1年とか長い時間をかけてまとめているのを知っているので、これは絶対に行かなきゃと本所吾妻橋という初めての駅で降りる。降りるとすぐスカイツリーが出現。 公園を抜け牛嶋神社に入ると、境内に赤坂有芽さんの作品と、かつて一般の人が自分や家族の為に撮った8mmを大きなプロジェクター5台に無音で投影している。戦後から僕が子供だった昭和50年頃の映像を大きなスクリーンで椅子に座って見る。それでも充分に素敵な空間だったが、その後神社の建物(参集殿)に入り、靴を脱いでみんなで1961,1977に撮られた映像をプロジェクター、8mm映写機で鑑賞する。 8mm映写機で見るのは初めてかもしれない。デジタルの映像を見る時の感覚と、映写機で見た時の感じは明らかに違った。それはスチルカメラで撮影したポジを投影したスライドショーのLIVE感と、macでスライドショーをした時の緊張感の無さに似ている。 休憩をはさんで三好さんがまとめた45分の作品・ドキュメンタリーフィルム「8ミリの記憶」を鑑賞。前半でノーカットで見た8mm作品も入っているので、どのように編集したかがわかる。曲が加わる事により、さっき屋外で見た無音の映像と感じ方が変わる。 再び外に出て、余韻に浸りながらスクリーンをみる。かつて僕が小学生だった頃の運動会の模様が映っている。それに触発されたのか母親と一緒に来ていた女の子が走り出す。走っている間に映像の事なんか忘れて、走る喜びを感じ何往復もする。その光景を忘れない。 「和本ーWAHONー」から3年、時間をかけて作品を作り、成長している友人が同じ時代にいるのは励みになる。
・すみだ8ミリフィルムアーカイブ http://sumi8.com/
・三好 大輔 http://daisukemiyoshi.com/